ありがたいひととき
昨夜は「ほぼ日刊イトイ新聞 作品大賞授賞式」に出席してきました。
大賞以下、受賞者の方々の作品、
惜しくも受賞とはならなかった上位40点の作品たちを見てまいりました。
審査員は糸井重里さん、大橋歩さん、佐藤卓さん、ひびのこづえさん、
桐島かれんさん、大熊健郎さん、細井潤治さん。
このように著名な方々が居並ぶ会場だというのに、
まったく気取りが無くアットホームな雰囲気でした。
各賞の受賞者の方々のコメントがよかったです。
「ふだん人目につかないところで
こつこつと制作をしている方たち」ということが
ひしひしと伝わってくる緊張振り。
「賞をもらえてとにかく嬉しい」というピュアな気もちが
こちらにもじんわり伝わってきました。
糸井重里さんが、式の始めのご挨拶で
「審査委員も含めて出席者全員が喜んで参加している会、
イヤイヤ参加している人がひとりも居ない、とても稀な、幸せな会です。」
とおっしゃっていて、まさにその通りだなぁと、
気持ちのよいひとときを過ごしてまいりました。
そもそもこの作品大賞に応募したときの私の気もちというのが、
糸井さんの言葉
「 「大量生産」でもなく、
「芸術」でもない、
「作品」に出会いたい。 」
という思いに共感したからなのですね。
そして、会場に居合わせた作り手さんたちと話をしたら、みな、同じ気もちだったのです。
そういう、
世の中の、まだ言葉になっていない無意識的に存在する欲求を
糸井さんがすくいとり、言葉にして、具体的な企画にし(それも、楽しいカタチで)、
全国の3千を超えるものの作り手の共感をよんだわけです。
これってものすごいことです。
コンペは数あれど、
こんなにみなさんが企画のコンセプトに共感して、
うきうきと参加してるものってあんまり無いような気がします。
そして、
審査員の方々がものすごく率直で、
ご自分の「これ、好きなんだよね」に衝撃的なほど素直でした。
「これが商品だったら買っちゃうよね」というシンプルな意見。
審査員のみなさんは著名な方々なのだけれど、
権威的なナニカとは無縁な感じで、
この審査全体を風通しがよくすがすがしいものにしていて、すばらしいなぁと思いました。
ものつくる寡黙になりがちなひとたちの声に
マイクを向けてくれるような企画でした。
糸井さんに「素敵な企画をありがとうございました。」と伝えてきましたよ。
フードスタイリスト飯島奈美さんのごはん、
おおはた雄一さんのライブ、
MU-STARSタカさんのDJプレイと、贅沢な一夜でした。
ほぼにちのスタッフの方々も笑顔がすばらしかったです。
そして会場にもなったCLASKAにて「第一回ほぼ日作品大賞展」が
本日から10月24日(日)まで開催されます。
各賞受賞作品も実物が見られます。
私の革ペンも並びます。
ぜひ、お運びください。
by wakabaworks
| 2010-10-05 10:04
| うれしいこと